ポピーの花

温か花弁に腰掛けて 少し休んでいきましょう お日様の匂いが芳しい 少年の時に還る魔法 手元を離れた風船は 空の彼方に吸い込まれ 囚われていたことなんて 振り返る素振り一つなく ポピー花が風に揺れる 難しく考えないで

理解されたい悪魔

本当は何を求めているのか? 食欲、物欲、性欲 一瞬の物質的な快楽、 身体の安楽に逃げてもキリは無く。 本当に欲しいものは違う。 落ち着いて本を読んだり、 よくよく考えたり、 何もないことを楽しんだり。 そんなことが出来なくなる時、 人では無くなって…

アーミッシュ

アーミッシュとは、 アメリカやカナダの一部で自給自足の生活を送るドイツ系移民のキリスト教の一派のこと。 宗教的理念に基づき、米国へ移民してきた当時のままの生活様式を送っている。 アーミッシュは移民当時の生活様式を守るため電気を使用せず、現代の…

だからつくろう 粘土をこねて だからつくろう お話しを だからつくろう 音楽を だって見えないもの ぼくらこわいから 溢れているのかな 分け合いたいのかな 絵の具をといて 見てみよう ほら やさしく にじんでる だからつくろう ペンを握って だからつくろう…

君が僕のそばにいた頃が あんなに遠く見えて 代わり映えのない毎日のようで 何もかもが違う 新しいことより 当たり前に思ってた ささやかなことが きらきらきら 輝き出して いとしくて 大切に大切に 明日も明後日も 抱きしめている 目まぐるしく夢中で乗り越…

目の前の誰かはいつかの自分

急遽、癌末期の方の訪問を担うことになる。 そんなこもはよくあることだが。 10年にも渡る治療を経て、 BSCとなり自宅に戻ったが、 命を諦めたくないともがくことは、 しごく当然のことの様に思う。 機能が失われていく日々に抗って、 まだ頑張れるまだやれ…

生きている意味

死ぬことより 死ぬまでに充分生きれるかのほうを 恐れてしまう 沢山のことをしたかではなく 世界の意味や成り立ちに気付けるか 小さく思える日常の一事情に 含まれた無限の感動が分かるか 分かるためには渾身の思いで それらを見つめる心が必要 またはそれら…

日常は束の間であることを隠している

YouTubeで倉本聰の言葉を探して観ている。 自然。豊かさとは。素朴さ。 実際に土に触って耕して草花や野菜を育てている人たちには、どこかで絶対に勝てないだろう。 感謝を口にしても、言葉に力がない。 雨土と接点なくして本当の感謝には届かない。 今ある…

セットリスト

野の花 ただいまおかえり 雲行き Our Way ふたりだから sound of music Magic 雨上がり 季節 輝きの庭

雲行き

空のように いつもいるよ あたりまえに そこに 寂しい時 思い出して いつの日にも 君といるよ どこへだって 行けるような 広がってく 空を見てた 時はただ 流れるだけ ぼくらは ぼくらさ 陽の光が 窓に届き あとに残る ぬくもり 雲はやがて 離れるけど 空の…

雨上がり 嘘みたい 傘からそっと顔を出す水たまり ゆれる青 目を細めて深呼吸 僕のお日様は 隣にいてくれたどしゃ降りのときも 独りじゃなかった 透明な空 まっさらな今日またここから始めようか 何だって出来るさ愛されたこと 思い出せたら厚い雲の端っこ …

いいひと

都合の悪いこと言われたら すぐに嫌いって避ければいい 慰められたいだけで 変わりたくもない 良い人だねって 有り難がられてれば 波風も立たずに 矢面にならずに 欲しがるものだけを 与えてくれればいい 甘えさせてくれる人 探して選んでる 頑張っている顔…

過ぎる春をつかまえて

早まった開花の後に 続いた雨の影響で 春をつかまえ損ねてる

機嫌を損なわず 都合と聴こえの良い言葉で 慰め合うのが この世界です 反論や異論 助言や指導という 耳障り目障りは 皆に抹殺されます 静かにしていよう 波風を立てずに 大人しくしていよう 嫌われることが怖いなら 優しいとは 害がないことを言い 心配とは …

否定されてるように感じる 大丈夫なの?こんなことがあるかもしれないよ? そんな話し方をしていたら、 彬から信頼されていない気持ちになる 自分にも不安な気持ちがあるから、 そんなに心配されたら辛い。 最後は、相手の発言で終わったら? 高田くん 朝、…

コントラスト(潮騒)

草の舟 川面を滑った 浮き沈む 願いを託され いつでも いつ までも そば にいて しばるのは 目に する もの すべて 移 ろうと 分か ている から 煌めいた 川底のコイン 人知れず 後悔を秘めて 安 らぎ もい つしか 退 屈に 変わ るから 痛 みが 悲 しみが 正…

悲しみのままで

西陽が溶け出す 透明な時間 駅構内に飲み込まれる背中 「またね」だけが耳に残った ポツポツと家々のお帰り 一番星を探そうなんて子どもだまし 正論や励ましでは分かり合えないと察して 欠けてる月が満ちるまで 待て無いとしても 悲しみは悲しみのままで 君…

雨上がり

雨上がり 待ち侘びた 晴れ間がそっと顔を出す水たまり ゆれる青 眩しくなって深呼吸 僕のお日様は 隣にいてくれたどしゃ降りの時も 独りじゃなかった 透明な空 まっさらな今日またここから始めようか 何だって出来るさ どんな痛みも 抱きしめたまま厚い雲の…

ずっと昔に父親と二人 菜の花畑の釣り池で 話した言葉は 風に溶け 春の匂いが残るだけ どこに行くの もう戻らないの この先どこかで また会えるかな 眠れない夜 母のオルゴール お気に入りの順で回してた 冬の星空の毛布 深夜の線路の音がした どこまで行く…

ポピーの花

ポピーの花が風に揺れてる 少し休んでいっていいよ 何もかもが華やいでいる こんな小春日和なのに どうしようもない そんなの嘘だよ いい時も悪い時もいつも見てるよ パピーの花が 一人きりじゃなくてみんなで 何もかもが無駄に思えるね

猜疑心を貫いて あの青空の無限に 心を投げ出して すべて解いてゆるして

屈託なく 弱者の顔して貪る奴らに 食い物にされてるのに 何でも笑顔で受け入れて 分かっているのに抱かれてる 君がダメなら他を当たるだけ

あくび

電線に小鳥 縮こまる朝に 陽だまり 猫あくび 狭い部屋から窓から 音のない風が揺れてる ベランダで忘れられて 枯れかけた花 手遅れかな 今だから話したいことが あったようなないような そんな気がした 分かってるはずなのにまた 今日が終わる 何気ない ひと…

雨の月曜日

雫流れる ガラス窓 留めておけない世界を 意味だらけの日常 とぼとぼと辿れば 広げた傘 透明のいのち 透けたまま滲んで沁みた 少しずつ壊される身体 うやむやにしないで 私のことを 確かなものが どこにもないなら グレーの空に 隙間さえないなら

見たことない世界 会ったことない人達 憧れるまま そうやって生きてこれた 子どもの髪を乾かし伸びた爪を揃えて 憶えていない誰が私にしたように それは いつでもそばにある あまりに当たり前に 時が どれほど通りすぎていっても なぜか繋がってる 出会った…

星めぐり

ちょっとこなれた話しぶりで うまくやった気になってるだけで それを一切合切 抱きしめて 夜空に解き放って 輝く 君が見てきたものを 隣 寄り添って 数えながら眠ろう 母のオルゴール 窓辺で聴いていた ひんやりと響いた 星になった 知らない先祖が 紡いでき…

贋作

変化

黄昏の中をたどりながら 明確に思える目の前の今日も 過ぎればすぐに朧げで 数を数えて分類し片付けても 何一つ正しく捉えきれず あなたという情報は 絶えることがない 川 いつもあたらしく 風 たえず混ざり合い 拡散する木漏れ日 朝を呼ぶ さえずり 君がそ…

夕立のあとの風 オレンジの家路 汗で冷たい背中 急いで行くよ 急いで行くよ 雲間の星も つゆの草むらも 商店街の匂いも 世界の煌めきのすべてを 君にわたしたいよ 君の居場所になれるなら 寄り道しないよ 目に映るものを変えたのは 君だよ この世界のどこか…

窮屈

固まった身体 伸びをした 流し込んだビタミンソーダ 罪悪感を流すように 動画や音楽を漁り続けて それでも埋まらない理由 優しい君の悲しみだって きっと的外れだろう 言葉は単調で表現は一律に