見たことない世界
会ったことない人達
憧れるまま
そうやって生きてこれた
子どもの髪を乾かし伸びた爪を揃えて
憶えていない誰が私にしたように
それは
いつでもそばにある
あまりに当たり前に
時が
どれほど通りすぎていっても
なぜか繋がってる
出会った人から託されて
満たされたものを
足りない誰かに届けて
それが当然のように
それは
求めてつかまらない
探して見つからない
なのに
あなたがいつも教えてくれる
洗濯物を畳みながら君と話す時間
片付けたはずの部屋すぐに散らかっても