夏の日

深夜 新宿中央公園
暗闇を支配する蝉の声

濡れたシャツに涼しい風
かすかにタバコの匂いを連れてくる

 

生きていることを忘れ
死んだように費やす
僕たちの当たり前の毎日

 

夏の日の輝きは
過ぎ去ったら消える儚い光だった
蝉時雨 聞こえてる
ただ夢中で生きる
それが僕の価値だ

 

遠くサイレンがこだまする
こんな時間に眠らない人がいる
深夜ファミレスで微睡んだ
誰かの生き方を羨む夢を見た

 

人の目に縛られ
合わせて笑っている
成績や評価じゃない
そのままでいい

 

夏の日の輝きに
手を握ってくれた
蝉時雨 泣きながら
どんな僕でも生きてく
それが僕の価値だ

 

夜の新宿中央公園
暗闇を支配する蝉の声

 

夏の日の輝きは
まぼろしみたい
蝉時雨 聞こえてる
ただ一心に生きてく
それが僕の価値だ