朝だ 露草を食む羊たちの背

透かした光 金色の湯気

 

峰の向こうに朝日の気配

落下しそうな真っさらな空

 

朝だ 凍った水で顔を洗い

熱いコーヒーを淹れて

 

土をいじり物を作り

1つでも世界を理解する

祈るように生きていく

繰り返し繰り返す営みを

形ある答えが欲しい君には

理解できないだろう

それは世界を理解する始まりなのだから

幸せになろうとしていない

すでにある幸せに気づいているだけだ