愛は旅をする

心の色が明るくなって

微笑みが生まれた

 

うまくいかない体が

じれったくて

大きな声を出した

 

抱き上げられる安心と

ひとりぼっちの不安

 

君は存在している

でもまだ君を知らない

ずっと君のそばにいる

でも君は僕が誰か知らない

 

僕の名前は安心

ときどき喜び

近くにいてほしいって

君が思う限り

近くにいるから

 

僕は初代安心

僕は初代親友

僕は初代幸福

 

いずれ名前を伝承し

それは移り変わり

いつか君がその名を継いでいく

 

いや違った

僕の安心は僕のものではなく

父と母から受け継いだものだ

 

愛は途方も無い旅を続けている