2020-04-28 適応 海からの風で 朝の砂漠に霧が立ち ツユをたたえた多肉の丘で トカゲはじっと待っていた 飢えや渇きを自覚するほど 潤ったことないこの地では 行きていくには十分な 恵みを私は知っていた あったものがないならば 今あるもので生きるだけ 分け合うものさえないならば せめて一緒に笑うだけ