そっと玄関で靴を脱ぎ
風呂に入り歯を磨き
今夜も寝顔を眺めてる
窓の外が白けるころには
君を残しまた家を出るよ
何のために頑張るのか
難しい問いだけれど
君との時間とぬくもり
愛とはそばにいずとも
あり続けると信じて
いや祈って
君は知らないだろうけど
毎晩 添い寝をしているよ
幼い君の夢にはまだ
明日の不安は出てこない
それが大人の救いだよ
窓の外で小鳥の声が
はしゃぐ朝には家を出るよ
何のために続けるのか
生きている喜びを
失うようならいっそ
勇気をもってやり直すよ
本当に大切なことは
小さな寝息を立てている