バス待ちの宵風に

お腹をすかして

商店街 賑わい

交差する暮らし

 

見渡せば自分のせまい毎日

誰とも違う今日がある

 

毎日はめまぐるしく

 

 

過ぎて来た時を思えば

日常だった顔たちも思い出

永遠はなく すれ違う出会い

 

そっと差し伸べられた手

忘れられるほど細やかな

当たり前じゃない日常に

気づこうともしないで

 

そっと畳まれたシャツ

心のこめた日常

積み重ねた当たり前を

気づこうともしないで

 

残業がんばったから

コンビニでケーキ買おう

 

窓に滲む商店街の灯り

水の底の

 生活

今夜の

 

お疲れバスにゆられ

ゆらゆらり眠るとき

明日は

 

 

過ぎた途端 ぼやけてく昨日

お疲れ様 労う心で明日を愛して

 

お疲れバスにゆられ

ひとりひとり帰るうち