人は永遠ではない

病いは孤独

家族は幻想

人はそれでも生きていく

わかってもらえない自分を抱えて

 

刹那にほころんだ

柔らかな微笑み

 

失うことと背中合わせで

ものごとの価値は高まる

 

携帯を睨む僕らの

背中で夕陽が燃えている

雲は金色に染まる

 

愛するとは

思いやりとは

 

憂鬱な朝も不安なよるも

いつのまにか過ぎ去る